ラブ・ライフハック

「自由な毎日を過ごし、幸せに生きる」二人のブログ

フリーザの法則

大学受験の数学において、

 

フリーザの法則」

 

という法則があることをご存じだろうか。

 

フリーザは、第一形態から最終形態まで

変身を三回することができる

(最近は金色になるので、四回になったが)。

 

第三形態までは見た目がごつくなっていくが、

最も強い最終形態は一番見た目がシンプルだ。

 

大学受験の数学でも似たようなことがある。

 

長い文章の問題が一番難しそうに見えて、

実は本当に厄介で難しいのはシンプルかつ

一文で終わっているような短い問題だ。

 

一例をあげるのであれば、

 

「tan1°は有理数か。(06 京都大(後期))」

 

などが有名だろうか。

 

このように、一件シンプルかつ簡潔な問題が

難易度が高い問題であることが多いことを

 

フリーザの法則」

 

と一部界隈では呼ぶ。

 

…なんて、昔予備校の先生から習った。

 

お気づきかもしれないが、

僕は世に言う高学歴エリートだ。

 

地元地区のトップ進学校に入学して、

日本でも指折りの大学に合格して、

だれもが知る企業に就職した。

 

世の中の人からは基本的に

「すごい」「立派」「勝ち組」

と言われる部類に入るだろう。

 

それが心地悪かったというとウソになる。

 

傲慢にならぬよう、調子に乗らぬよう、

謙遜しようと頑張っていても、

心のどこかに鼻高々な自分がいたことも事実だ。

 

話は戻るが、長い文章もそれなりに読めたし、

難しい問題も解けるほうだった。

 

初見では解けない問題も、

答えを見ればちゃんと全部理解できたし、

道筋さえわかれば次は簡単に解くことができた。

 

僕に解けないものはない。

と、思っていた時期もあったかもしれない。

 

でも、あるとき彼女から言われた

「たった一つのシンプルな問い」

に、答えられなかった。

 

自分を見失い、

どうしていいかわからなくなった

僕の目を見て、まっすぐ聞いてくれた

 

「あなたはどうしたいの?」

 

その一言に対する答えが、

見つからなかった。

 

当時の僕は、答えを外に探した。

 

どこかに落ちているのではないが、

探せばピンとくる答えが見つかるんじゃないか。

 

ひょんな出会いから、

次のやりたいことが見つかるんじゃないか。

 

誰かが自分のことを引っ張ってくれやしないか。

 

そう思い、外に出たり、人に聞いたりしてみた。

だけど、そんなものはどこにもなかった。

 

「俺はどうすればいいんだろう」

 

そう思い、ひたすら答えを探した。

いつも通り、どこかに答えがあると思っていた。

 

「自分が知らないだけの道筋」を見つければ、

「正しい答え」にたどり着けると思っていた。

 

言い方を変えれば、RPGなどでよくある

キーイベントがあると思っていたのだ。

 

重要人物や重要アイテム、メッセージが隠されており、

それが見つかれば次に進めると思っていた。

 

だけど、そんなものはなかった。

 

自分の人生に、決められた道や答えなんて

存在しなかったのだ。

 

それに気が付くまで、何か月もかかった。

何か月も藻掻き苦しんだ。

 

そして、気が付いた

 

今まで本当の意味で、

「自分がどうしたいか」

を自分自身に聞いたことがなかったことに。

 

今までの「自分はどうしたいか」は、

結局「誰に何と思われるか」ということだった。

 

親や友人、同僚、上司、そしてパートナーに

どういう思いをさせたいかで物事を判断していた。

 

親を安心させたい、上司にいい思いをさせたい、

パートナーに自分を好きでいてほしい。

 

他人の感情を優先した結果、

一番大切なのものが見えなくなった。

 

自分の心だ。

 

自分がどうしたいのか、自分はどう思いたいのか。

いつの間にか、考えることすらしなくなっていた。

 

僕はまず、言葉を変えることにした。

 

今まで、物事を決めるときは

 

「今日のお昼はラーメンでいい」

「お昼は何が食べたい?」

 

と、相手に委ねていたものを

 

「今日はラーメンが食べたい」

「お昼は〇〇が食べたいんだけど、どう?」

 

と、決定権が自分にある表現に変えた。

 

そんな些細なことではあるが、少しずつ

自分の心の声が聞こえるようになった。

 

自分の人生は、誰かに決められるものでも、

RPGのようにあらかじめ用意されているものでもない。

 

だけど、本当の意味で理解するのは難しい。

 

だから、僕は今でも毎日心に問う。

 

「これは僕のしたいことか?

それとも誰かが僕にしてほしいだけのことか?」

 

彼女が僕に放った「フリーザ」のおかげで、

一皮むけて「超サイヤ人」になれたのかもしれない。