ラブ・ライフハック

二人で豊かで自由なラブラブ人生を送るための試行錯誤の記録、雑多な日記

【ハルの日記】0526.オムそば

こんにちは、ハルです。

私の住んでいる場所は公園が多く、緑が多く、風が少しつよいところです。
それから、綺麗な猫がたくさんいます。

窓を空けると、外ではアスファルトの上で木漏れ日が踊っています。
ふわっと揺れたカーテンが体に触れ、薫風、と思いました。
日本には、ほんとうに美しい言葉があります。

初夏の光が差す、明るい正午。
今日は、ヒロくんといっしょにオムそばを作りました。

ヒロくんはとても丁寧で、にんじんの皮を剥くのも、キャベツを切るのも、お肉を入れる量の調整も、自分なりに考えながら一生懸命取り組んでくれます。
なにかに苦戦すると、私に「いつもこんなことをしてくれてるんだね、ありがとう」(いつも料理をするのは、ほとんど私なので)と言ってくれます。
彼のこういうところが、私はほんとうに大好きです。

広いとはいえないキッチンにふたりで立って、温度の上がった部屋ですこし汗ばみながら、美味しい匂いにわくわくする。
うしろで流れるザ・ビーチボーイズのサマーアルバム。
まるで白昼夢のようでした。

そうして、ふたりで作ったできたての焼きそばを自分の器に盛るとき。
こういうときの自由さに、私はいつも感嘆してしまいます。
大人になってよかったなと思う瞬間のひとつです。(野菜の好き嫌いも、量も、好き放題!)

ちなみにヒロくんは、自分のお腹の空き具合や胃袋の大きさに関係なく、麺とみれば大盛りにしようとするのでハラハラします。
(ヒロくんいわく「ポケモントレーナーは目が合うとバトルをするし、男は麺をみると大盛りにしないと気がすまない、これはもうバトル」だそうです。アホかわいい。)

上にのせるたまごは、私は半熟でスクランブルしたものを、ヒロくんはしっかりふわふわに焼いたものを。
おなじものを作っていても、おなじ器に盛っても、ぜんぜんちがうオムそばになっていて、私はなんだか、小学校の図工でクラスメイトの作品をみたときのような、とても懐かしい気持ちになりました。

心をこめていただきますをして、もうふたりとも(これはたぶんヒロくんもそう)、いっそドキドキしながらお箸を手に取りました。

大袈裟に聞こえるかもしれませんが、幸福の感度が高いことは、私のいいところです。

熱々のオムそばを口に含んだ瞬間、ふたりで「「お、おいしい〜〜〜〜っ」」と顔を見合わせました。

満ち足りた気持ちを共有する、あの一刹那。
私はうれしくてうれしくて、もくもくと食べているヒロくんをずっと見ていたくなりました。

オムそばは実際にとてもおいしかったし、なにより、にんじんを食べると(ヒロくんが切ったにんじん…)と思ったし、キャベツも豚肉も(ヒロくんが…)と思って、口の中がトキメキでいっぱいでした。

日常というのは、なんて贅沢なんだろうと思います。
人生を味わうのがこんなにも楽しいものなんだと、私はヒロくんから教わりました。

控えめなクーラーの風と、汗でぺたぺたする肌。
ソースと紅生姜の味がするキス。
満足にそうに、愛おしそうに私をみるヒロくんをみて、水色の空に、溶けてしまいそうな笑顔だなあと思いました。


ハル